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銃器工具痕鑑定の非科学性を主張する元FBI研究室長の宣誓供述書(47) [鑑定批判]

(20) 誤って一致と鑑定する確率 承前

 別の重大な誤鑑定例は偶然発見された。トロッター(Trotter)対ミズーリ州事件は、ある場所で警察官が射殺されたものである。当初捜査官は、警察官は自らの拳銃で撃たれたものと考えていた。ところが事件現場で拳銃は発見されなかったのである。その後、全く別の事件の容疑者の拳銃の試射弾丸の痕跡が、死亡した警察官から採取された現場弾丸と一致したとの鑑定結果が提出された。それからしばらくして、死亡した警察官の拳銃が結局のところ発見され、遺体から採取された弾丸はその拳銃から発射されたものと確認された。その鑑定は、前の鑑定を行った銃器工具痕鑑定者と同じ人物が行ったものであった。

 別の誤鑑定事例は、ウィリアムズ(Williams)対カーテルマン(Quarterman)事件で、ある銃器工具痕鑑定者が行った当初の鑑定で、この事件の弾丸は、ある口径0.25インチの自動装てん式拳銃で発射されたものに間違いないとの鑑定結果が提出された。ところが、その後その拳銃の所持者とは全く別の人物が所持していた口径0.22インチの自動装てん式拳銃から発射されたものであるとの結論に至ったのである。
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銃器工具痕鑑定の非科学性を主張する元FBI研究室長の宣誓供述書(46)   [鑑定批判]

(20) 誤って一致と鑑定する確率 承前

 比較的最近の出来事だが、ミシガン州デトロイト市のデトロイト市犯罪科学研究所に対して行われた監査で、違法行為ではない単なる人的ミスに基づく誤鑑定率がなんと10%にも昇るという驚くべき事実が報告された。この銃器工具痕鑑定の許容できない高い誤鑑定率を根拠に「デトロイト市の犯罪科学研究所の銃器鑑定は2008年春に停止させられた」。一つの事件の誤鑑定例を示すと、2007年5月の発砲事件で採取された42個の打ち殻薬きょうは、デトロイト市警察の鑑定では、すべて1丁の銃器に由来するものであったが、ミシガン州の研究所が後に行った鑑定では、それらは2丁の銃器に由来するものが混ざっていたのである。

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