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銃器鑑定の歴史 24 [歴史]

第2部 科学となった銃器鑑識 承前

 年     国・地域             出来事の概要

1924年  フランス  発射薬の硝酸塩化合物の反応の論文
       パリ     フォワチエ(M. Foyatier)の「発射薬の硝酸塩化合物の反応の研究」
             法医学年報 第4巻、521~526ページ。

1924年  イギリス  ヒュー・ポラードの論文
       ロンドン   ヒュー・ポラードの「弾丸は何を語るか」ディスカバリー誌、
              1924年11月号。

原注           1925年以前のこれらの時期における発射弾丸識別の一般的な
              方法は、平らに伸ばした鉛箔や、歯科用歯型採取剤、ワックス、
              プラスチックの上で発射弾丸を転がして、痕跡を転写するもので
              あった。転写された痕跡は、類似した痕跡の付けられた試射弾丸と
              並べて置いて比較された。例外はバルタザールの、写真を撮影して
              比較する手法であった。
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銃器鑑定の歴史 23 [歴史]

第2部 科学となった銃器鑑識 承前

 年     国・地域             出来事の概要

1923年  ドイツ     弾丸の種類と発射銃器の識別の論文
       ライプチッヒ  フルスト(Hulst)の「弾丸の種類と発射銃器の決定」犯罪学雑誌、
               ページ300。

1923年  イギリス    銃器と弾丸の鑑定の論文
       ロンドン     ルーカス(A. Lucas)の「裁判のための銃器と弾丸の鑑定」
                雑誌「分析者」にある。

1924年  アメリカ合衆国 州対ハロルド・イスラエル事件 アメリカ法律レヴュー誌
       コネチカット州  第59巻161ページ。
                 この有名な事件は、元アメリカ司法長官のホーマー・カミングス
                (Homer S. Cummings)が州検事をしていた時の事件である。
                この事件でカミングスは、被害者の頭部から摘出された弾丸は、
                被告の拳銃から発射されたものではありえないとする6名の専門家の
                証言を根拠に、イスラエルに対する起訴を取り下げた。
                この事件では詳細な議論がなされていることから、銃器鑑識の原理は
                この当時すでに知られていたことが分かり、銃器鑑識が「確実な科学」
                として語られている。
        
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銃器鑑定の歴史 22 [歴史]

第2部 科学となった銃器鑑識 承前

 年     国・地域             出来事の概要

1923年  フランス  銃創の論文
       パリ    シャヴィグニー(P. Chavigny)とゲルマ(E. Gelma)の「回転弾倉式
             拳銃の近接射撃弾丸によって生じる頭部の裂傷痕」、法医学年報、
             第3巻、345~352ページ。

1923年  フランス  バルタザールの論文
       パリ    バルタザール(V. Balthazard)の「弾丸鑑定手法の改良」法医学年報、
              第3巻、618~620ページ。

1923年  フランス  デ・リヒターとマージの論文
             デ・リヒター(DeRechter)とマージ(Mage)の「発射弾丸と打ち殻薬きょうの
             異同識別の現状」法医学年報。
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銃器鑑定の歴史 21 [歴史]

第2部 科学となった銃器鑑識 承前

 年     国・地域             出来事の概要

1923年  アメリカ合衆国  州対ケーシー事件 オレゴン州判例集第108巻386ページ
       オレゴン州     裁判所は、「現場弾丸は被告人が所持している拳銃と同種の
                  コルト・アーミー・スペシャル回転弾倉式拳銃によって発射され
                  たものである」との拳銃専門家による証言を証拠として認めた。

1923年  アメリカ合衆国  ランシー対合衆国事件 連邦判例集第294巻412ページ
       コロンビア特別区 裁判所は、現場弾丸が被告人の拳銃から発射されたとする
                  専門家証言には証拠能力があると決定した。

1923年  アメリカ合衆国  銃器鑑識に関する論文
       コロンビア特別区 R.E.へリック(R.E. Herrick)の「弾道学の法律論」
                  武器と男誌、第70巻第17号、1923年5月15日

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銃器鑑定の歴史 20 [歴史]

第2部 科学となった銃器鑑識 承前

 年     国・地域             出来事の概要

1922年  アメリカ合衆国  弾丸の発射銃器特定の論文
       コロラド州     C.G.ウイリアムズ(C.G. Williams)の「弾丸に残される指紋」
       デンバー      アウトドア生活誌 第49巻ページ329-331、1922年5月、
                 デンバー。

1922年  アメリカ合衆国  雷管の鑑定に関する論文
       ニューヨーク州  エミール・モニン・チャモ(Emil Monnin Chamot)の61ページに
       イサカ       わたる研究論文「小火器の雷管の顕微鏡観察」

1922年  フランス      弾丸の発射銃器特定の論文
       パリ        バルタザール(Balthazard)の「弾丸の異同識別:完成した技術」
                 法医学会年報 第2巻30~32ページ。1922年1月。
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銃器鑑定の歴史 19 [歴史]

第2部 科学となった銃器鑑識 承前

 年     国・地域             出来事の概要

1921年  ブラジル      弾丸射入口の傷と発射痕の論文
       サンパウロ    「回転弾倉式拳銃をウールの布地に向けて近接射撃した際の
                 発射弾丸の射入口周辺の実験的研究」

1921年  アメリカ合衆国  銃創に関する論文
       ワシントンD.C.   ルイス・ウィルソン(Louis B. Wilson)の「弾丸エネルギーの
                  消失と傷害の程度との関連について」軍事外科学誌
                   1921年9月号、ワシントン

1922年  アメリカ合衆国  州対ハーラン事件アメリカ南西部州判例集第240巻197ページ
       ミズーリ州     裁判所は、資格を認められた銃器専門家の、発射銃器と
                  打ち殻薬きょうとの間の距離がどれだけ離れていたかについての
                  証言を認めた。

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銃器鑑定の歴史 18 [歴史]

第2部 科学となった銃器鑑識 承前

 年     国・地域             出来事の概要

1920年  ブラジル    打ち殻薬きょうの発射銃器特定の論文
       サンパウロ市 この論文は、自動装填式拳銃で発射された薬きょうの異同識別に
                関するものである。ウルバノ・シルヴェイラ(Urbano Silveira)の
                「自動装填式拳銃の打ち殻薬きょうの異同識別」

1921年  アメリカ合衆国 州対クラーク事件 オレゴン州判例集 第99巻629ページ
       オレゴン州   この事件では、打ち殻薬きょうの発射銃器特定についての専門家
                証言があった。銃器鑑定の専門家として正式に認定された保安官が、
                容疑者のライフル銃の銃尾面にある小さな傷が、そのライフル銃から
                排出された打ち殻薬きょうの縁に、識別可能な痕跡として残された
                経緯を説明した。

1921年  ブラジル    弾丸の射撃距離推定に関する論文
       サンパウロ   ホルゲ・ティビリカ・フィルホ(Jorge Tibirica Filho)の「鉛散弾の排出
                状態からの射距離の決定」
                
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銃器鑑定の歴史 17 [歴史]

第2部 科学となった銃器鑑識 承前

 年     国・地域             出来事の概要

1920年 アメリカ合衆国    サッコ・ヴァンゼッティ事件 
      マサチューセッツ州 州対サッコ事件 マサチューセッツ州判例集第255巻369ページ
                  この有名な事件は、マサチューセッツ州サウス・ブレインツリー
                  で発生した強盗殺人事件に関するものである。2名の被告は
                  ともに無政府主義者で、その結果として、民衆の大規模な
                  抗議活動が巻き起こった。以来、この事件に関する1本の映画、
                  数冊の書籍、数百本の雑誌記事や新聞記事が書かれた。
                  この事件では、サッコとヴァンゼッティが結局処刑されるまでに、
                  裁判が7年間続いた。被告の有罪の決め手は、主に銃器関係
                  証拠に関する専門家の証言であった。現場弾丸の1個と現場
                  薬きょうの1個が、サッコの口径0.32インチのコルト自動装填式
                  拳銃で発射されたものと特定された。この鑑定結果は、後に
                  行われた再鑑定結果で追認された。
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銃器鑑定の歴史 16 [歴史]

第2部 科学となった銃器鑑識 承前

 年     国・地域             出来事の概要
 
1918年  キューバ  拳銃弾丸による銃創の書籍出版
       ハバナ   アントニオ・バレラス・フェルナンデス博士(Antonio Barreras y                    Fernandez)の「拳銃弾丸による銃創」

1918年  フランス  銃創の書籍出版
       パリ     P.シャヴィグニィ(P. Chavigny)の「火器による傷害の評価」

1919年  ブラジル  発射痕鑑定のための弾丸の線条痕の論文
       サンパウロ フランシスコ・アントニオ・デルアピ(Francisco Antonio Dell'Api)の
              「腔旋銃身から発射された弾丸を識別する際の線条痕の価値」
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銃器鑑定の歴史 15 [歴史]

第2部 科学となった銃器鑑識 承前

 年     国・地域             出来事の概要

1915年  アメリカ合衆国  スティーロー殺人事件-型式特徴による単純な弾丸異同識別
       ニューヨーク    小作人のスティーロー(Stielow)は、雇用主とその家政婦殺害
                  容疑で起訴された。いかさま専門家が、致命傷を与えた口径
                  0.22インチの複数の弾丸は、スティーローの拳銃で発射された
                  もので、それ以外の銃によって発射されたものではありえない
                  と証言した。その結論の根拠は、それらの弾丸には、通常は
                  見られない擦過痕が9本認められたというものであった。ニュー
                  ヨーク州知事は、この有罪判決に納得できず、独自の調査を
                  開始し、現場弾丸をボシュロム社のマックス・ポーザー
                 (Max Poser)博士に鑑定依頼した。その結果、現場弾丸には、
                  スティーローを有罪とした根拠になった9本の異常な擦過痕など
                  存在しなかった。その一方で、現場弾丸の1条の旋丘痕幅は、
                  他の旋丘痕幅の2倍あるという異常なものであった。それに対し、
                  スティーローの拳銃の試射弾丸には、5条すべての旋丘痕幅と
                  旋底痕幅が揃っている通常の痕跡が認められた。この痕跡の
                  差は歴然としたものであった。この結果を得て、知事はスティー
                  ローを赦免した。
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