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銃器工具痕鑑定の非科学性を主張する元FBI研究室長の宣誓供述書(44)  [鑑定批判]

(20) 誤って一致と鑑定する確率 承前

 法科学界では、誤鑑定を積極的には発見しない。ほとんどの誤鑑定は偶然に発見されている。誤鑑定はまれにしか発生しないとAFTEがいくら主張しようとも、銃器・工具痕鑑定分野における誤鑑定の存在は多くの文献に示されている。それらの文献の執筆者の中には、法科学研究所で銃器・工具痕鑑定部局の責任者であったものが含まれており、銃器工具痕分野の鑑定結果に相反するものが出てきた場合、そのどちらを採用すべきかの調整役を務めた人たちである。その内の一人は、発射痕識別分野では、「驚くほどの数の誤鑑定がある」と述べている。アメリカ法科学会(AAFS)の会員の一人が法令施行支援事業団(LEAA)の基金を得て行った研究では、24%の法科学研究所が誤鑑定を行っていたことを明らかにした。また、FBI研究所の銃器・工具痕鑑定課の元課長は、AFTEの教育セミナーで行った講演の中で、「皆さんは、重大な誤鑑定を行った仲間がいることを知っているはずだ」と話し、「誤鑑定が公にされてしまった鑑定者は、犯した誤りを忘れることは許されない」と述べている。その上でこの元課長は、口径.45インチの1911A1自動装てん式拳銃の誤一致鑑定について触れ、FBIだけが鑑定結果の真偽を判断する機関ではなことから、ここに示した誤鑑定例は氷山の一角に過ぎないだろうと述べた。
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