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真円度測定器 [測定資機材]

真円度測定器(しんえんどそくていき)

円筒状部品の断面が、正確に円形となっているかどうかを検査する測定器。

英国のテイラー・ホブソンのタリロンドが古くから有名で、東京精密のロンコム、ミツトヨ(以前は三豊製作所)のラウンドテスト、小坂研究所のロンコーダーなどが有名どころである。円筒の長手方向の形状を調べる円筒度検査を行う機能も備えているのが普通である。

弾丸のような円筒状のワークの表面形状を拡大して測定するには、ワークを回転させて、その半径方向の変化を計測する方法が、データにひずみを生じない方法である。既成の測定器の中では真円度測定器がその用途に最も向いている。ただし、精密な測定を行うには、ワークの芯と測定器の回転テーブルの芯とを正確に一致させる必要がある。ある程度真円度の高いワークでは、この芯出し作業は比較的容易だが、発射弾丸のように円筒形状からかなりずれた資料の場合の芯出し作業は難しい。特にS&Wの5条の腔旋のように、奇数条の腔旋痕の弾丸で芯を出せるようになるにはかなりの修練を必要とした。

1970年代半ば以降に、ロンコムを使用して、多数の弾丸の断面形状の測定を行う機会を得た。拡大倍率200倍までなら迅速な測定ができるようになった。描かれるチャートは、デイビスの円筒用ストライアグラフの結果と同様であった。旋丘痕表面の形状を拡大視するには1,000倍以上に拡大する必要があったが、円筒全面の計測を一度に行うことは難しく、労多くして効少なしの感があった。一方、200倍のチャートでも、各旋丘痕の位相特徴は把握できた。ただし、その特徴も、旋丘痕のエッジ部の被甲のバリなどが強調されることが多く、形状そのものの再現性が必ずしも高くないことも分かってきた。


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コメント 2

monky

芯出しの測定値に及ぼす影響てなにですか?
by monky (2007-11-24 10:31) 

u4ren6

monkyさん、コメントありがとうございました。
真円度測定器は、円形物体を回転台(ターンテーブル)に乗せて回転させながら、物体の半径を測定するものです。回転台の回転軸と測定物の軸が一致していないと、円形の物体でも楕円形や卵型に変形して測定されます。

測定物が円形であるとわかっていれば、その測定結果から偏芯量の計算はできるでしょうが、円形から外れた物体ではそれはできません。

円形物体なら、物体をテーブルに載せ、予備計測して、0度と180度の位置で半径の測定値の差の半分だけ物体の位置を移動させるという操作を繰り返すことによって、偏芯を除去することが可能です。
by u4ren6 (2007-11-25 09:19) 

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