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工具痕鑑定の問題点を親子関係に例えると [鑑定法]

工具鑑定は、製品に残された工具から、それを加工した工具を推定する作業である。親子関係に例えると、製品は子に当たり、それを加工した工具は親に当たる。そして、複数の工具痕の間に兄弟関係が存在するか否かを調べるのが工具痕鑑定といえる。このとき、兄弟と従兄を正しく識別できなければならない。
親とされる工具も、何らかの工具によって加工されたものであり、この加工工具が祖父に当たる。祖父は多くの子供(製品にとっては親)を生む。祖父の生んだ年齢の近い子供(兄弟)の間では顔つきが極めて類似している。準型式特徴が問題となるのは、祖父が生んだ顔つきが似ている親が若いうちに産んだ従兄の間に顔つきの類似したものがいることである。これが準型式特徴の問題である。
一方、同じ親が生んだ兄弟の間でも、親が若いうちに産んだ子供と、年を取ってから産んだ子供の間では顔つきがかなり異なってしまう。親が若いうちに産んだ子供は、きりりとした顔つきをしており、年を取ってから産んだ子は、疲れてすり減った顔つきをしているのである。これが工具痕の再現性不良の問題(工具痕が漸次変化すること)である。
ともに若い親が生んだ従兄の顔は、同様にきりりとして類似しており、同じ親が産んでも、生んだ時の年齢が大きく異なる兄弟の間の顔つきの類似性より高のは、原理的に明らかである。
親同士が年齢の近い兄弟であったも、双方ともに年を取ってから産んだ子供は、それぞれの親の人生経験を反映して、かなり顔つきが異なっている。つまり、親がともに年を取ってから産んだいとこ同士の顔つきは、ともに疲れた顔つきではあっても、異なる疲れ方をしているので、その判別は容易である。


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